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2への移行/1のまとめ(加筆1) [アート論]

ブログの容量がいっぱいになって、1Gを超えたので、
2に移りました。

彦坂尚嘉の《第41次元》アート2の記事を読みたい方は、
下記をクリックして下さい。

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このブログが始まったのは2007-02-16  00:23です。
約2年3ヶ月前の事です。


この彦坂尚嘉の《第41次元》アート1の記事数は、1058でした。

累計: は、112万6921でした。(2009年5月31日9:44現在)

アクセスランキンの最高位が11でした。

ブログテーマ・アートの中で3位、4位の常連でした。


記事数が千を超えたので、感慨深いものがあります。
それ以上に感謝するのは、アクセス数が100万件を超えた事です。

多くの方々に見ていただいて、深く感謝致します。

最近は、ブログで知り合った方々との直接な交友関係も増えて
きていて、情報化社会の人間関係の、新たな可能性を感じさせます。

つまり伝統的な地縁血縁の関係、さらに近代社会での学閥や会社閥の
関係を超えて、新たな情報縁による社会性が
切り開かれて来ているのです。

こうした人間関係の新たな生産性は、
個人の小さな人間関係から始まって、
次第に社会全体の関係の再編に結びつく事でしょう。

いや、現実にはそれは始まっていて、オバマの選挙に見られるように、
情報による選挙運動は、従来の地縁血縁、そして組合や業界の関係と
は、別の新しい結びつきをつくって、
大統領の当選まで展開しているのです。

日本社会が、基本的には情報革命に背を向けて、
蛸壺化することで、社会破綻、国家破綻の道を歩んでいる時に、
新たな可能性を切り開く努力は、
日本人一人一人の小さな努力にかかっているのです。

私の小さな試みが、そうした大きな潮流の端にでも参加できれば、
幸いに思います。

2へと移行する事で、より積極的に、
新しい社会関係への切り開きに挑んで行きたいと思っています。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2に移行する事で、アクセスランキングは、
2つに割れるので、必然的に下降してしまいますが、
もうしばらく、ブロガーを続けますので、
どうぞよろしくお願いいたします。


彦坂尚嘉


nice!(43) 

美術品の善し悪しについて(立教大学大学院講義・言語多文化学習・第1回目の1/校正1) [アート論]



les_bergers_arcadie_tableau.jpg
ニコラ・プッサン アルカディアの牧人たち 1638 - 1640頃 ルーヴル美術館
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美術品の善し悪しについて

美術作品の良し悪しの判断っていうのは、大変に難しいのです。多くの人は、専門家も含めて、実は良く分からないというか、判断ができない状態にいます。

にもかかわらず、現実の中での流行や、多くの人々の表面的な直接の反応の中で、評価が生まれて、さらにそこに時間が流れて、時間の中での淘汰によって、ある意味で自然に評価が定まっていくというものなのです。

それは、本当に自然に似ていて、雨が降って、その雨水が、低い方に流れて行って、雨粒が自然に集まって行って、小さな川になり、その小さな川が次第に集まって、大きな川になるように、美術作品の評価が定まって行きます。

 ですから、評価そのものの決定には、時間がかかります。多くの人々の判断が、その時間の流れの中で影響し合いながら、進んで、決まって行くのであって、そうした自然性は無視できない力を持っています。

【続きは下記をクリックして下さい】

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ブログ2への移行 [アート論]

ブログの容量が1GBの制限に達してしまったので、
画像がアップできなくなりました。

そのために彦坂尚嘉の《第41次元》アート2という新しいブログに
移行します。
下記をクリックしてください。

ネオテニー・ジャパン展を見てきました。 [アート論]

修羅展を見た後、
ネオテニー・ジャパン展を見て来ました。

現在の金融危機による経済の落ち込みの時期に、
合わせたかの様な、タイムリーな企画です。

つまり2002年から2007年10月の時期が、
サブプライムローンに代表されるアメリカの過剰消費をによって、
世界中が根拠なき熱狂と言われる、
熱狂に包まれていたのです。

この時期に、
バブルアートとも言うべき、
ニセアートの氾濫があったのです。
ただしフェイク・アートといっても、
それはメジャーアートであったのです。

ネオテニー・ジャパン展は、
根拠なき熱狂アートというべき
その日本版の回顧展となっているからです。

終わった時代のフェイク・アートの回顧展として、
見えたのですが、
正直、あまり面白くは無かったです。

これらのメジャーアートは、
偽善の作品群です。

《真性の芸術》としての根拠が無い。

たぶん、リアルタイムに見れば、
もう少しデザイン的な直接性のインパクトがあった
のではないのかと思いますが、
回顧の中では古くなっていて、インパクトも劣化してして、
帰って来て思い出しても、
ほとんど、語るべきものはありません。

【続きは下記をクリックして下さい】

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阿修羅展を見ました。 [アート論]

阿修羅展を見て来ました。

もともと阿修羅像は、日本の仏像の中で、
最初に《超次元》性に達したものとして、
私も高く評価していました。

皇居美術館の中には、
この阿修羅像も収蔵するということがあって、
約1年ほど前に、
奈良県興福寺の八部衆像がすべて展示された時に、
わざわざ見に行っています。

しかし後ろから見た事は無かったのです。
今回、後ろから見ることができて、
その制作が、完全に彫刻として、
後ろからの鑑賞にも耐える、
たいへんに良い作品で驚きました。

ここまで良い作品とは、思いませんでした。
すごいものです。

【続きは下記をクリックして下さい】

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タグ:阿修羅展

明けわたシ(校正1加筆画像入れ換え) [アート論]

55555555.jpg


明けわたシ

ナニヲ?

アケワタスノカ?

雲一つ無い青空を・・・。


1111111.jpg

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タグ:明けわたシ

アクセス数1万4千390/4回合計 [アート論]

美術ラジオへのアクセス数が、松田達さんの報告によると、

4回で、1万4千390となっています。

題名をクリックするとラジオが聞けます。

最初のは、聞きやすいです。


しかし、後のものは、私はコンピューターのスピーカーで聞いていると、

ノイズで、聞こえはしますが辛い面もあります。

どうも、多くの人はダウウロードして、iPotなどで聞いている様です。

そうすると、それほど問題がないようです。

その辺の仕組みを私は、良く勉強していないので、

知りたい人は、松田逹さんのサイトを読んで下さい。

http://radio.tatsumatsuda.com/


23A:建築系ラジオ新年会「美術系ラジオについて」

(MP3形式、13.8MB、20分01秒)

       2/12-5/15データアクセス数3258

建築系ラジオの新年会で、新企画の美術系ラジオについて話した部分です。美術家の彦坂尚嘉さんが中心になって企画する予定。建築と美術の境界を横断しつつ、視覚と触覚との関係性から、美術系ラジオの可能性を考えます。美術と建築が、いかに対話すべきか。そしてその違いはどこにあるのか。また美術に詳しくない建築関係者に向けても発信します(2008年1月11日、箱根の田村誠邦さんの別荘にて)。


美術系ラジオ

24A: 

:コラージュから見た建築または美術(その1)

 

(MP3形式、8.7MB、12分36秒) 

        3/7-5/15、データアクセス数2672


美術系ラジオ、記念すべき第1回目。竹橋にある国立近代美術館における「コラージュー切断と再構築による創造」展を見学したあとでの収録。コラージュをめぐって、建築と美術という両面から考える。キーワードとして、クルト・シュヴィッタース、ジョセフ・コーネル、村山知義、マネ、エルンスト、横尾忠則など(2009年2月15日、国立近代美術館近くのテラスにて)。



美術系ラジオ
24B:コラージュから見た建築または美術(その2)
(MP3形式、11.2MB、16分14秒) 

 

        3/7-5/15、データアクセス数2615


美術系ラジオ、引き続き第2回。国立近代美術館における「コラージュー切断と再構築による創造」展の見学後に、彦坂+天内×五十嵐+南で話します。コーリン・ロウの『コラージュ・シティ』を読み、さらなる対話へ。キーワードとして、コラージュ・シティ、コーリン・ロウ、ブリコラージュ、ダイハード、ミラージュ・シティ、空中都市計画、磯崎新、シュヴィッタース、糸崎公朗、バーナード・チュミ、コールハース、プログラムのコラージュ、青木淳の卒業設計など (2009年2月15日、国立近代美術館近くのテラスにて)。


美術系ラジオ
25A::コラージュから見た建築または美術(その3)

(MP3形式、12.1MB、17分36秒) 

 

      3/19-5/15、データアクセス数2285


美術系ラジオ、引き続き第3回。国立近代美術館における「コラージュー切断と再構築による創造」展の見学後に、彦坂尚嘉+天内大樹×五十嵐+南で話しています。キーワードとして、建築の中のコラージュ的なもの、建築の三層構成、富士屋ホテル、金閣寺、藤森照信、磯崎新、つくばセンタービル、隈研吾、M2、石井和紘、同世代の橋、安藤忠雄、木村恒久、ブログ、著作権、コラージュ化する地球、宮沢りえ、MIA、妊娠エヴァンゲリオン快楽原則、シンクロ性、チャンス・オペレーションなど(2009年2月15日、国立近代美術館近くのテラスにて)。


美術系ラジオ
26D::美術系ラジオ企画編ー美術と建築のコラージュに向かって
(MP3形式、11.4MB、16分37秒) 

                    4/14-5/15、データアクセス数1995

美術系ラジオの番外編として、今後の計画を語っています。美術系ラジオの意義とは何で、また建築系ラジオ内で行う意味は何だろうか?そして今後の方向性とは。美術館や学芸員、またアーティストや研究者とのジョイントの可能性。建築を除いて美術を考えることは出来ないのではないかという問いも提示される。美術館の中で語ることは、美術館という制度によって禁止されるのか否か?美術系ラジオという可能性をめぐって、「美術と建築のコラージュへ」と話は展開する(2009年2月15日、東京国際フォーラム近くの居酒屋にて)。

美術系ラジオ

27A: :美術系ラジオ第4回「アートフェアって?」
(MP3形式、16.9MB、24分39秒) 

                           4/20-5/15、データアクセス数1565

近頃メディアで目にする言葉「アートフェア」。誰にでも買えるよう、オークションではなく市場のように美術作品を売るところです。中でも東京最大級の「アートフェア東京2009」(@東京国際フォーラム)を一通りくまなく探検してきた濱田+五十嵐、その前に「101Tokyo」(@秋葉原UDX)も見てきた天内が、アートフェアの「中の人」池田+彦坂、美術メディアの太田、美術家の田嶋に「どうなっているの?」とお尋ねします。以前開かれていた同種のイヴェント「NiCAF」、「アートフェア東京」の傾向、「建築フェア」はあり得るか、コンセプトとコンテントと市場(2009年4月5日、東京国際フォーラムのカフェにて)[テキスト:天内大樹]


出演者:彦坂尚嘉天内大樹+五十嵐太郎+池田剛介+太田丈夫+田嶋奈保子+濱田由美

関連サイト
アートフェア東京



美術系ラジオ/気体分子オフミュージアム(校正1画像位置変更) [アート論]

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美術系ラジオ第6回「アートが生き抜く空間」


美術系ラジオ
聴く: 美術系ラジオ第6回「アートが生き抜く空間」


ラジオを聴くには上をクリックして下さい。


[テキスト:天内大樹]

彦坂尚嘉さんが横浜の住宅展示場の空きスペースに行った「回顧展」を拝見しに、再び集まりました。

展示するという苦労のリアリティ、彦坂さんの作品の系譜、美術が住宅展示場に並ぶこと、美術作家として活動する厳しさと面白さ、建物の「最期を看取る」アート。


深川の中華料理店八仙苑「見立て/茄子とトマト」展にも話が及びました。天井という展示空間独特の強み(2009年5月11日、横浜市・中川の居酒屋にて)。

出演者:彦坂尚嘉天内大樹+五十嵐太郎


(MP3形式、15.7MB、22分56秒) 
下記をクリックしてください。
やや下の方にあります。
P5076688.jpg
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『フェイク・デス』という題名の作品で、
実際に自分が交通事故で、大破した車を、直そうとしてレッカーで
修理工場まで運んだのですが無理で、その車に再度乗って死んだフリを
して、撮影して、出力した作品。

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P5076677.jpg
切り抜き彫刻の作品です。
何故に、切り抜かなければならなかったかというのは、
かなり深い問題で、今も追求しています。

P5076673.jpg
これは鏡の作品です。


P5076665.jpgP5076667.jpg
P5076666.jpg
P5076668.jpg

大理石の作品は、その前に、もっと大きいのも作っています。

P5076707.jpg
P5076703.jpg

皇居美術館建築模型彫刻です。

さて以上の展示は、6月7日まで、
ハウスクエア横浜でやっています。
大きなビルの2階です。

横浜市営地下鉄の中川で下車3分です。

ルドルフ・シュタイナーの《第8次元》性と芸術(訂正写真の差し替え) [アート論]

Rudolf_Steiner_1889a.jpg
Steiner_Berlin_1900_big.jpg
Rudolf-Steiner.jpg
ルドルフ・シュタイナーの顔
《想像界》の眼で《第8次元》《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第8次元》《真性の人格》
《現実界》の眼で《第8次元》《真性の人格》

《想像界》の人格
固体人間
シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間
『真実の人』【B級の人物】
 ◆◆1◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ルドルフ・シュタイナーという人は、
昔のオーストリア帝国出身の神秘思想家で、
人智学の創始者、哲学博士です。

神秘思想というのは、近代以前のものと、
近代になって、ほぼ19世紀から20世紀になって出てくるものは
違います。

シュタイナーは、この近代の神秘思想家です。

近代には、神秘主義が、けっこう沢山出て来ます。
有名なのは、他には、

ヴィヴェーカーナンダ(インドのヨーガとヴェーダーンタ哲学の霊的指導者、1863〜1902) 、
ゲオルギイ・グルジエフ(ロシアの神秘思想家、1866〜1949) 
ピョートル・ウスペンスキー(ロシアの神秘思想家、グルジェフの系譜、1878〜1947)
ナーラーヤン内垣/内垣日親(金光教系の神秘化で、日本ヴェーダンタ・ソサイティの創立者、1924〜) 


現代のもいます。
ケン・ウィルバー(1949〜)

私の《言語判定法》の判断では、
そのシュタイナーは、《想像界》だけの人格の人です。
ですから彼の神秘思想は、《想像界》のファンタジーに過ぎないと、
私は判断します。

しかも固体人間です。
つまり前近代の古い人格を基盤に、ファンタジーを語っている人に、
彦坂尚嘉には見えるのです。

そのくせシニフィエ(記号内容)的人間なので、
その《想像界》だけの人格から出る脳内の妄想を、
そのまま思想として語ったのであろうと、
かなり乱暴ですので、お怒りの方も多いとは思いますが、
大まかに言えば、私はそのように判断するのです。

《第8次元》というのは、信仰領域で、信仰の自由はありますが、
最終的には、認識や思想の領域ではありません。
信仰の自由はあるので、シュタイナーを信じる人は、
それはそれで良い事で、その方々を侮辱するつもりは
私には、無いのです。

シュタイナーの評価の高さは、その人智学という独特の思想と、
そしてそれが教育運動になって、シュタイナー学校というものが、
世界中で、展開されているからです。
シュタイナーは、生前にヨーロッパ各地で行った講義は生涯6千回に
及ぶものですが、それらの多くは、仲間の内側での話と言う事です。

私は、
シュタイナーの影響を受けて、フリースクール等々の活動をなさって
いる方々の足を引っ張るつもりも無いのです。


それで、この文章は、あまり書きたく無かったのです。
あくまでも外側から見たときの、《言語判定法》による判断と
言う事に、過ぎません。

ところが建築系美術ラジオを聞いてくださって、
長いメールをくださった方がいて、
このシュタイナーと、彼の建築について書いていて、
それと私の美術と建築の関係を重視する発言を重ねておられたので、
考えを書く必要に迫られたのです。

私は、シュタイナーの思想や美術建築について、
それほど学んではいないのです。
前にワタリウムで開かれた展覧会は見ていますが、
基本的な水準が低くて、私には、評価できないのです。

後で述べますが、私は、シュタイナーの建築の評価も低いのです。


◆2◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


《想像界》の哲学者で、有名な人はジャン・ボードリヤールがいます。
ボードリヤールは、ポストモダンのフランスの思想家で、
消費社会の神話と構造』(1970年/日本では1979年に出版)は、
美術にも大きな影響を与えた本でありました。
jean_baudrillard_13.jpg
《想像界》の眼で《第6次元》のデザインエンターテイメント的人格
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント的人格
《現実界》の眼で《第6次元》の《真性の人格》

《想像界》だけの人格
気体人間

《気晴らし哲学の人格》《ローアート的人格》

シニフィエ(記号内容)的な人格
『平気で嘘をつく人たち』【B級の人物】

ボードリヤールの消費社会論を、
一番、たぶんですが速く取り入れたのが川俣正で、
かれの芸術=消費論は、『工事中』という彼の最初の作品集にも出て来ます。
そしてこの流れが、ついこの間までの過剰バブルアートを
出現させたのです。

それはロバート・J . シラー的に言えば『根拠なき熱狂』であったのです。
こうした熱狂が、実は《想像界》の精神に乗った
ファンタジーであったのです。
川俣正の作品もまたファンタジーであって、夢がさめれば、
芸術的な根拠は、なにも無いように私には見えます。

さて、そこで《想像界》だけの思想家と、彦坂尚嘉が判断するシュタイナーの顔とボードリヤールの顔を並べて見ましょう。

jean_baudrillard_13のコピー.jpg
シュタイナーの顔             ボードリヤールの顔
《想像界》の眼で《第8次元》《真性の人格》《想像界》の眼で《第6次元》デザイン的人格
《象徴界》の眼で《第8次元》《真性の人格》《象徴界》の眼で《第6次元》デザイン的人格
《現実界》の眼で《第8次元》《真性の人格》《現実界》の眼で《第6次元》《真性の人格》

《想像界》の人格              《想像界》だけの人格
固体人間                   気体人間
《シリアス人間》《ハイアート的人間》    《気晴らし哲学者の人格》《ローアート的人格》

シニフィエ(記号内容)的人間。        シニフィエ(記号内容)的な人格
『真実の人』【B級の人物】          『平気で嘘をつく人たち』【B級の人物】




ルドルフ・シュタイナーの評価は、
高く評価する人がいるのは知っていますが、
ボードリヤールと比較しても、《第8次元》と《第6次元》で、
ボードリヤールの方が格としては、上の次元なのです。

《第8次元》というのは信仰の領域で、信じれば、良いと思える
領域です。牛丼屋で言うと『すき家』が《第8次元》です。

《第6次元》は、自然領域です。『吉野屋』の牛丼が《第6次元》。
というわけで、吉野屋の方が美味いと多くの人が言うように、
ボードリヤールとシュタイナーという《想像界》の思想では、
ボードリヤールの方が、なんとかかんとか言っても、
美味しいのです。

もっとも吉野屋の牛丼も、不味いと言って食べない友人が2人いま
すが、それももっともな意見であって、
ボードリヤールも哲学者としては低くて、不味いのです。

ですので、私のルドルフ・シュタイナーの評価は低いのです。

◆◆3◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


さて、シュタイナーの問題で一番大きいのは、
《想像界》の人格だけの哲学者の思想
と言う事です。

哲学には、実は3種類あるのです。
《想像界》だけの人格の思想。これがシュタイナーです。
《象徴界》だけの人格の思想。この代表の独りがニーチェです。

そして《現実界》だけの人格の思想です。カント哲学です。

この3人の顔を並べて見ます。


3人2.jpg
シュタイナー    ニーチェ         カント
すべて《第8次元》 《象徴界》が《超次元》 《現実界》が《超次元》
《想像界》だけの人格  《象徴界》だけの人格      《現実界》だけの人格




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長野重一の写真/外界を見る精神の被写界深度(加筆1) [アート論]

ピクチャ 10.png

昨日は、次回のアートスタディーズのゲストをお願いに、
世田谷美術館の高橋直裕氏にお会いして来ました。

その後、切符をいただいて、現在やっている美術展である


日本の自画像

写真が描く戦後 1945-1964

2009年5月2日~6月21日 1階展示室

 

を拝見しました。

高橋直裕氏がテキストを書いておられて、

かれが作ったと思われる良い展覧会でした。


その中で、長野重一の写真に強い感銘を受けました。

勉強で、この写真界の重鎮の写真家を知らなかったのです。

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この写真集を会場の売店で買いました。

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090126_nagano.jpg

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《想像界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7次元〜41次元》が無い
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7次元〜41次元》が無い
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7次元〜41次元》が無い

《想像界》《象徴界》の2界をもつ重層的な表現《現実界》が無い
気体/液体/固体の3様態をもつ多層的な表現絶対零度が無い

《シリアス・アート》《ローアート》、《ハイアート》では無い。
《非-実体性》のある写真

シニフィアン(記号表現)の写真
《透視画面の写真》『深いイリュージョンの写真』【A級写真】

gall05.jpg

こういう日常的な凡庸とも言える《ローアート》のスナップ写真が、

すばらしクオリティも持って制作されている事に、

驚きがありました。

41HCMEPD0ZL.jpg

この手の《ローアート》のスナップ写真と言うので、

日本で評価の高い写真は、何と言っても木村 伊兵衛です

木村 伊兵衛は、顔写真で見ると、《超次元》ですが、

写真の方は、《第1次元》なのです。

ピクチャ-10.jpg

木村 伊兵衛の写真

《想像界》の眼で《第1次元》のみの《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第1次元》のみの《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第1次元》のみの《真性の芸術》

《想像界》のみの写真
液体写真のみの表現

《気晴らしアート》《ローアート》
《非-実体性》のある写真

シニフィアン(記号表現)の写真
《透視画面の写真》『オプティカル・イリュージョンの写真』【B級写真】

彦坂尚嘉の芸術分析からいうと、
木村 伊兵衛の写真というのは、あまりたいしたものではないのです。
《第1次元》だけですから、産業ロックのようなもので商業主義です。
そして《気晴らしアート》にすぎません。

木村 伊兵衛と長野重一を比較してみます。
KIMURANAGANO.jpg

この二人の写真の明度とコントラストを61づつ上げてみます。

KIMURANAGANO2.jpg
写真作品として、長野重一の方が、
空間構造として
圧倒的に骨格を持っている写真なのです。

土門拳にも同様のことが言えます。

顔では《超次元》なのですが、

初期の『筑豊の子供たち』などのスナップ写真は《第6次元》です。

下の図版は『筑豊の子供たち』ではありませんが、

これも1950年の撮影で《第6次元》です。

1950_domon.jpg

土門拳の写真

《想像界》の眼で《第6次元》のみの《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第6次元》のみの《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第6次元》のみの《真性の芸術》

《想像界》のみの写真
液体写真のみの表現

《気晴らしアート》《ローアート》
《非-実体性》のある写真

シニフィアン(記号表現)の写真
《原始平面の写真》『ペンキ絵』的写真【B級写真】

純粋に芸術の問題としてだけ見ると、
昔の土門拳は低いのです。
ただし晩年は《超次元》の写真になるので、
あくまでも初期が《第6次元》の低いレベルの写真なのです。

土門拳と長野重一を比較してみます。

土門長野.jpg

二人の写真を明度を51上げて、コントラストを71上げてみます。

土門長野2.jpg

土門拳の《第6次元》の写真と、

長野重一の《超次元》の写真の構造の違いが見えるでしょうか。

土門拳の写真は、対象の傷痍軍人のオブジェクト性に集中していて、

長野重一の写真は、世界の構造を深く捉えているのです。


ここでは3人を単純化していますが、

長野重一は《超次元》の《超1流》写真家であると、

彦坂尚嘉の視点では、なります。

そして木村 伊兵衛は《第1次元》の《1流》写真家、

初期・土門拳は、《第6次元》の《6流》写真家なのです。

 

長野重一  《超1流》

木村 伊兵衛 《1流》

初期・土門拳 《6流》

 

しかし3人ともに、この段階で見ているのは、

すべて《ローアート》の写真にすぎません。

当然のように、《ハイアート》の写真があります。

日本の写真の主流の低さを自覚する必要があるのです。


例えばスティーグリッツの写真を見て下さい。

《ハイアート》です。

stieglitz_steerage.jpg

スティーグリッツの写真

《想像界》の眼で《超次元から第41次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元から第41次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元から第41次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な写真
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な写真

《シリアス・アート》《ハイアート》
《非-実体性》のある写真

シニフィアン(記号表現)の写真
《透視画面》の写真、『オプティカル・イリュージョン』的写真【A級写真】

アルフレッド・スティーグリッツは、アメリカの写真家です。

画家のオキーフのご主人であり、

そしてデシャンの便器の作品の唯一の写真を撮った写真家で、

アメリカの写真を切り開いた巨人の一人です。


スティーグリッツと土門拳を比較してみましょう。

土門スティーグリッツ.jpg

日本人の多くが、土門拳の写真の方が良いというでしょう。

土門拳は、明快に子供を背負った傷痍軍人という、分かりやすい

主題を、分かりやすく撮っているからです。

それに対してスティーグリッツは、何を撮っているのか、

日本人の多くには理解が出来ないのです。


土門スティーグリッツ2.jpg

これは単に色調をモノクロに統一しました。

次には、明度を34上げ、コントラストを87上げて見たものです。


土門スティーグリッツ3.jpg

スティーグリッツの撮った橋は、移民船の舟の橋でしょうか。

橋を撮る事で移民の国アメリカを象徴し、

そして画面が橋で2分される事で、橋を挟んでの上流と下流の分解と、

人種の多様性を撮っていると言えるのかもしれません。

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