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『限りなく透明に近いブルー』の新装版 [デザイン論]

『限りなく透明に近いブルー』、30年ぶり文庫新装版

2009年5月16日14時57分


 

写真:新装版新装版

写真:単行本、文庫旧版単行本、文庫旧版

 作家村上龍さんのデビュー作『限りなく透明に近いブルー』が、講談社文庫で30年ぶりに新装版になった。デザインも、村上さん自身から、装丁家の鈴木成一さんに変わった。

 物語の最後で「リュウ」は「もし本にできるならリリーの顔で表紙を飾ろうとずっと思っていた」と「手紙」を書いている。この通り、単行本、文庫旧版では村上さんが装丁を手がけ、自ら描いた女性の横顔が使われていた。

 新装版は、カバー一面に長方形の青色を配置した。鈴木さんは「作品を改めて読んでみて、ドラッグセックスの衝撃的な内容を描きながら、ゆるがない著者の視点を感じた。それをシンプルスクエアな青色で表現しています」と話している。税込み420円。

 

 

 

 

 

【続きは下記をクリックして下さい】

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タグ:村上龍
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コムデギャルソンBLACKと原宿ユニクロ [デザイン論]

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昨日(2008/3/22)は、

スパイラルギャラリー山口の白川真由美さんと

アーティストの斉藤ちさとさんと会って、

コムデギャルソン青山のコムデギャルソンBLACK期間限定の店)

見に行きました。

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《想像界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》《ローアート》

シニフィアン(記号表現)の美術
【B級美術】

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《想像界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》《ローアート》

シニフィアン(記号表現)の美術
【B級美術】


この椅子が、良かったです。

価格は約7万円。

先日の彦坂尚嘉のドローイング椅子は、3万円でした。

あれは、売れました。

その後のペインティング棚も3万円。

売れました。

ありがとうございます。

描かれた家具というのは、昔、吉沢美香がデビューして来た時のもの

ですが、彼女は《第6次元》、

私は、《超次元》《第41次元》にアップして展開中です。

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上の写真は、斉藤ちさとさん撮影の彦坂尚嘉です。

コムデギャルソンの椅子に座っています。

お店の人が撮影禁止を言いに来たのを、押し切って撮影しました。

最後まで、お店の人が見張っていたのは、おかしかったです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

この後、原宿まで歩いて、

ユニクロが新たに作った、

Tシャツ専門の過激なお店「UT STORE HARAJUKU. 」を見に行きました。

デザイナーは佐藤可士和。

ユニクロ/ブログ.jpg

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント

《想像界》の作品、気体デザイン。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号表現)のデザイン。
【B級美術】

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コムデギャルソンを見て、つづけてユニクロを見ると、

その薄さは、異様に感じた。

値段が、ものにはよるが約7倍から25倍以上違うので、

《超1流》と《7流》の左は、その素材の薄さとなって、

見えてくる。

今日の表現は、こうしたブランドの広範な展開との拮抗抜きには、

あり得ない。

この薄さは、今日の奈良美智的な薄さともつながるもので、

奈良美智は《第6次元》であるから、無印良品的な薄さなのだ。

川久保玲のコムデギャルソンが《超次元》を展開して、

しかも《気晴らしアート》《ローアート》ではあるにしても、

《真性の芸術》を押し出してくるのに、

芸術の側が対抗するのは、

《シリアス・アート》《ハイアート》で、

《第41次元》、そして《真性の芸術》で行くしか

無いのではないだろうか。

しかも、低価格で。

斉藤ちさとさんが、気体分子ギャラリーの2回目個展の

アーティストです。

ラムダプリントの3枚のサンプルを見せてもらった。

作品は硬質で、世界水準。

特に《第41次元》化を達成した最新作は、

世界に押し出すべき名品でした。

こういう時期だからこそ、海外のアートフェアへの進出を

真剣に目指したいものです。

頑張って悪徳画商をやるぞ!




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女性セブンの表紙と村上隆 [デザイン論]

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『女性セブン』の表紙である。
『女性セブン』というのは、小学館の発行する女性週刊誌。
1963年の創刊である。

さて、表紙ですが、すごいデザインですね。

《想像界》の眼で、《13流》
《象徴界》の眼で、《13流》
《現実界》の眼で、《13流》

《13流》というのは、漫画とか、喜劇の領域。

美術作品で言えば、毎度おなじみの村上隆の作品が《13流》である。

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村上隆の作品と。『女性セブン』が同じ《13流》というのも、何となく納得の世界であります。


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こう並べてみると、女性セブンの方が、《現実界》で合法的実体的な表現なので、
強いですね。

村上隆の作品は、《現実界》では非実体的で、非合法で、《退化性》があって、
《現実界》だけでは真性の芸術なので、女性セブンに比して、弱いのです。

女性週刊誌、3雑誌の表紙を見てきましたが、
3雑誌の表紙の格付けが違うのが、面白いですね。

『週刊女性』は、主婦と生活社による女性週刊誌で、1957年、日本で最初に創刊された女性週刊誌です。
これが《21流》。


3誌並べてみると、その差別化の面白さは、アートの差別化と重なって見えます。
村上隆さんの《13流》の選択というのも、こうした女性週刊誌の差別化のような機能をはたして、目立ったのだと思います。

女性週刊誌.jpg

《6流》《13流》《21流》と、3つ並べると、《21流》の週刊女性の表出力が高い事が、
分かります。

現代美術でこの《21流》に当たるのは、中国現代美術です。
例えば、ZHANG XIAOGANG 張暁剛 (ジャン・シャオガン)の 「血縁系列」 

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張暁剛 (ジャン・シャオガン)の 「血縁系列」

《想像界》の眼で、《21流》。
《象徴界》の眼で、《21流》。
《現実界》の眼で、《21流》。
3界どこで見ても、実体的で合法的で、これは純粋のデザイン的エンターテイメントであって、
完璧に芸術ではありません。

もう一人、中国現代美術の騎手を見ておきます。
Yue Minjun (岳敏君)です。

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Yue Minjun (岳敏君)

《想像界》の眼で《21流》
《象徴界》の眼で《21流》
《現実界》の眼で《21流》

3界どこで見ても、実体的で合法的で、これは純粋のデザイン的エンターテイメントであって、
完璧に芸術ではありません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


さて、もう一つの『週刊女性』の《6流》に当てはまる現代美術はたくさんありますが、
代表的なものとしては、大竹伸朗です。

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大竹伸朗

《想像界》の眼で《6流》。
《象徴界》の眼で《6流》。
《現実界》の眼で《6流》。
3界すべてで、デザイン的エンターテイメントであって、
完璧に芸術ではありません。

さて、この3つの現代美術を並べて見ます。


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《6流》《13流》《21流》です。

左から右へ、次第に表出力が上がっているのですが、
しかし作品の条件が違うので、分かりにくいかもしれません。

《21流》の強さ、下品さは、突出していると言えるのですが・・・。
中国現代美術の《21流》の下品さと強さは、確かにまあ、凄いのです。

最後、再度、女性週刊誌の方を見て、《21流》の強さを確認してください。

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《6流》          《13流》        《21流》




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女性自身の表紙 [デザイン論]

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女性自身の表紙である。
これは
《想像界》の眼で《6流》
《象徴界》の眼で《6流》
《現実界》の眼で《6流》
つまり《6流》であって、これは普通のモダンデザインとして作られている。

女性自身と、週刊女性を比較すると、
《6流》と《21流》の差が、どういうものか見ることが出来る。

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同じ様な女性週刊誌でも、《6流》と《21流》という表紙作りの差の大きさがあるのです。

ただ、両方とも液体デザインであって、つまり近代デザインの範囲なのです。

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週刊女性の表紙 [デザイン論]

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週刊女性の表紙である。

《想像界》の眼で《21流》。
《象徴界》の眼で《21流》。
《現実界》の眼で《21流》。

コンビニに行くと、沢山の雑誌があるが、
多くは《21流》である。
《21流》というのはエロ写真の領域でもあるのだが、
人生の喜怒哀楽のどぶ泥の世界である。

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彦坂尚嘉のメガデス・ファッション [デザイン論]

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これはコムデギャルソンではなくて、メガデス・ファッションです。
今出ている『美術手帖』に掲載されています。
書評欄で、拙著を取り上げてくれたのです。
美術批評家の中島水緒さんが、書いてくださいました。
撮影は   村上圭一さんです。

このメガデス・ファッションで、
先日の日本文化デザイン会議にも行っています。

五十嵐太郎さんは、何しろ東大で金髪に染めて、
ハードロックバンドをやっていた人なので、
このメガデスTシャツは、興味をしめしてくれて、
「どこで、買ったの?」と、聞いてくれました。
うれしかった!

買ったのは、もちろんメガデスの公式サイトで注文したのです。
つまりアメリカからの取り寄せです。

右手の指にあるのは、銀の骸骨の指輪です。

背景は、私の作品『超ひも理論と木目の類縁性』ですが、
これは売れました。



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原子力空母艦隊(改題/最後加筆) [デザイン論]

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原子力空母を量産するということを、
アメリカは、やっている。
そして世界の原子力空母11隻中、10隻を擁している。

残りの1隻の例外は、フランス艦である。

原子力空母というのは、
いかなる面がすぐれているのか?

全てが原子炉=蒸気タービン艦である。
長大な航続力を誇る。

一隻の原子力航空母艦に90機の各種航空機を艦内に収容して、
海上戦闘、航空戦闘、
陸上への戦力投射、
輸送、軍事活動支援、
人道援助、外交などの各種活動に多角的に対応できる柔軟性を持つ。

一つの艦船に2,000人から5,500人もの人員が乗り込み、
何ヶ月もの長期(多くが6カ月)に渡り本国を離れた遠い洋上で生活するため、
艦内に診療室、床屋、郵便局、売店、教会などを備えた小さな街を形成している。

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原子力空母は、一隻で成立するのではなくて、
軍団の形をとっている。
それを「空母打撃群(Carrier Strike Group, CSG)」と言う。

《空母打撃群(Carrier Strike Group, CSG)》

一隻の空母と
イージス巡洋艦、
イージス駆逐艦、
駆逐艦、
ミサイルフリゲートなど複数の護衛艦艇
および攻撃型原子力潜水艦、
高速戦闘支援艦、
給油艦、
戦闘給糧艦などよにより構成されている。


軍団形成をして、
空母単艦では脆弱な海中や空中からの攻撃などにそなえている。

そして中東のイラン・イラクと、
アジアの北朝鮮・中国を意識して、
ペルシャ湾内外と、
日本海・東シナ海に、

この空母打撃群を複数配備している。

いつでも必要な時に、
必要な種類の攻撃を、
必要なだけの規模で行える事で、
敵性国家や敵性地域の近くの公海上から威嚇しているのである。

この複数の空母打撃群による威嚇は強力で、
国際社会における米大統領の力の根源の大きな柱の一つとなっているというのである。

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イメージ判定法》で、《超1流》のイメージ。
言語判定法》で、《41流》。
《現実判定法》で、《41流》。

アメリカ合衆国の10の空母打撃群(Carrier Strike Group)によって、
世界の治安は維持されているのである。

これを世界平和のための警察行動と見るのか?

かつて大英帝国は7つの海を支配した。
現在は、同じアングロサクソンのアメリカ合衆国が、
世界の海を、10の空母打撃群(Carrier Strike Group)によって、
支配しているのである。
これをもってアメリカ帝国による公海の支配と見るのか?

その姿を、美しいとは言わないかもしれないが、
《41流》の美の光景であることは、
確かではないだろうか。

しかし、アメリカ合衆国が将来衰弱し、
この空母打撃群が、未来に、撤退を開始するとき、
はたして、何が起きるのだろうか?

平和で自然な《6流》の海が、
無条件に、現在の《41流》の風景から戻ってくるのだろうか?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

《想像界》しかない精神の人々は、
ファンタジーを見る。
ファンタジーの中では、
アメリカ帝国が衰弱すれば、
平和な《6流》の海が帰ってくるであろう。

しかし人類の歴史を
《象徴界》の精神と、《現実界》の精神を持って振り返って見れば、
そのようなファンタジーの世界は存在しない。

軍事的空白は、地獄を生んで来たのである。

歴史的理性で見れば、
人類は凶悪であり、悪魔である。
軍事行動抜きの歴史は無いのである。


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ニミッツ級原子力航空母艦 [デザイン論]

ニミッツ級原子力航空母艦というのは、
アメリカ合衆国が開発した世界最初の量産原子力空母でもある。

原子力空母が量産されたのでる。

2007年現在、9隻が就役しており、
5番艦以降は満載排水量が10万トンを超え、
世界最大の軍艦となっている。

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スポーツカー/コルベット(2 図版追加) [デザイン論]

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■3代目(C3 1967年-1983年)

さて、いよいよC3という三代目のコルベットである。

航空母艦のの時と違って、
スポーツカーは、台数も種類も多いので、
思ったよりも大変である。

そこでとりあえず、進めて行くが、
何故にコルベットC3が凄いかと言えば、
全領域を体現しているからである。

彦坂尚嘉の《超1流》から《41流》までの表現の質を、
全領域に渡って、重層的に、複合的に同時表示しているデザインなのである。

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コメントをお寄せくださった方が、
ドイツ車が好きと言っておられたが、
ドイツ車もイタリア車も、良いのだが、
アメリカ車とは、思想が違うのである。

ヨーロッパには、根強く階級社会が残っている。
下層に生まれれば、何があっても、下層で終わる。

ブルーワーカーの子供に生まれれば、
ブルーワーカーとして死ぬしか無いのである。
そこは宿命の世界である。

高級自動車は、あくまでも上流のためのものである。

アメリカの場合、
それがどれほど幻想であっても、
下層に生まれた人間が、大統領になる事も
可能だと考える社会である。
アメリカン・ドリームというのは、
ヨーロッパから逃げって来た人々の思想なのである。
自動車の生産においても、
その多層性が、表れる。

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箱形フォードをつくったフォードは、
自動車生産のベルトコンベアで働くブルーワーカーに、
自動車を買わせて行く事を考える。

下層のための、自動車生産という考え方は、
ヨーロッパ車には無い思想である。

ヨーロッパの様に、
上流階級のために限定された車ではなく、
下層にも買いえる夢を持った車が、
アメリカの自動車産業の思想なのであった。

だから下品だ。
下品だけではない。
最下層から、最上層に至る、
《41流》から《超1流》にいたるすべての表現層を内包した、
全領域の表現物を作り出そうとする、

そうした《スーパーレイヤー》の構造物が現れてくる。

それがコルベットのC3である。

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スポーツカー/コルベットと、ロココ時代のフランス画家/シャルダン(執筆途中) [デザイン論]

シボレー・コルベットは、
ゼネラルモーターズのシボレーブランドによって販売されているスポーツカーである。

初代(C1 1954年〜1963年)
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コルベットはヨーロッパ製スポーツカーへの対抗心によって産み落とされた、
アメリカ車。

多くの日本人はアメリカ車よりも、
ヨーロッパ車が好きだが、
しかし私は、ヨーロッパでいじめられた人々が逃げてつくった
アメリカという社会の、そうした《逃亡の自由》が好きである。

コルベットには、ヨーロッパのスポーツカーに対する
抵抗と反抗の姿があって、
そういうとんがり方に、私はひかれる。

初代は、まだ、おとなしい。
1953年にプロトタイプが披露され、翌年に生産を開始する。

それでもスチール製バックボーンフレームに、
量産車としては初めてとなるFRPボディパネルを貼り付けた、
先進的な特徴を有した車であった。
FRPボディパネルを使ったと言う所に、
美術に関連してくる部分がある。

最高出力150馬力と、
貧弱な3859ccの排気量を持つ水冷直列6気筒OHVエンジン、
2速オートマチックトランスミッションなど、
純粋なスポーツカーというより、
スポーツカーと先進的イメージを押し出した雰囲気車でしかなかった。

それがチューニングを生業とする者達によって、
改良を繰り返し、
2最後期には300馬力オーバーに達するまでになった。

《1流》
《2流》
《3流》
《5流》
《7流》
《11流》
3界同時表示、
3様態同時表示。

私は、小さい時から、このコルベットのデザインが好きだった。
しかしこれは実体的で、合法的で、
デザイン的エンターテイメントであって、
それは美しく楽しいが、しかし芸術の魅力ではないのである。

■赤いエイ/コルベットスティングレイ・2代目(C2 1963年-1967年)

スティングレイは、魚の赤エイの意味である。

本来とは逆方向から回転する構造を持つリトラクタブル・ヘッドライト(格納式前照灯)
が採用されたのは、C2型が最初で、
このヘッドライトを備えたモデルは1964年に登場した。

先鋭的でエッジの立った独特なスタイリングで、
何物にも似ていない。
私がひかれるのは、このフォルムである。

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魚の「赤エイ/コルベットスティングレイ」と言うネーミングは、
開発担当者であるビル・ミッチェルが、
釣りを嗜んでいたことから名付けられたと言われている。

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さて、その赤エイを描いた名画が、
ジャン・バプティスト・シャルダン(1699年〜 1779年)の
「赤エイのある静物」という絵画である。
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これは《41流》の《超1流》《超1流》で、
典型的とも言える《41流》絵画である。

しかも《1流》性はないから、
万人向きの名作と言うものではない。
相当に変な絵である。

フランス革命前夜の1779年に死んだロココ時代のフランスの画家なのだが、
それが、この《41流》絵画である。
しかも初期の静物画『赤エイのある静物』でアカデミーに認められ、
「百科全書派」のディドロから、
著書のなかでシャルダンは絶賛される。
この赤エイの絵で、事実上のデビューになったのである。

軽薄で享楽的ななロココ芸術の時代に、
《41流》芸術が登場した所が面白いのである。

すれはスポーツカーのコルベットの魅力でもある。
この車は、この2代目から、
《41流》の《超1流》《超1流》の車になるのである。

《41流》のスポーツカーを言う存在は、
たぶん、もっとも早いのではないだろうか。
販売が開始されたのは1963年から。

この1963年11月22日 - アメリカのケネディ大統領がダラスで暗殺される。
11月23日 - 初の日米間の衛星中継実験に成功するのだが、
その最初のニュースが、ケネディ大統領暗殺事件を伝えるものであった。
私もこれを見ている。

《41流》のスポーツカーの登場に似合った、
まがまがしさを象徴する年なのである。

(加筆して行くつもりです)









タグ:デザイン
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