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白田 久子/2007ミス・インターナショナル [顔/美人論]

 Priscila Perales1.jpg
美人論を考える以上、
ミス・インターナショナル世界大会を無視するというわけにもいかないだろう。
ミス・インターナショナル世界大会は“美を競う”だけでなく、女性による国際社会への貢献を目指そうとする世界のミスたちが集結し、「平和と美の親善大使」として集い、互いに交流を深めようと最初1960年に米カリフォルニア州で初開催され、
どういうわけだか1968年以降は主に日本で開催されているという不思議な美人コンテストである。
昨年年で47回目。

2007ミス・インターナショナル世界大会の入賞者、
1位、2位、3位の顔と格付けである。
 Priscila Perales0.jpg
 Priscila Perales2.jpg
 Priscila Perales3.jpg
 Priscila Perales4.jpg
priscila_perales.jpg

1位を射止めたのは、メキシコ代表のニュースキャスター、
プリシーラ・ペラーレス(Priscila Perales)さん(24)。

age: 24
Height: 176cm
Occupation: News Broadcaster

〈1流〉〈1流〉〈1流〉で、典型的な美人である。
しかも〈想像界〉〈象徴界〉〈現実界〉の3界を持っているし、
固体・液体・気体の3様態も兼ね備えている、
大変な美女である。

メキシコ代表のニュースキャスターというのは、レベルが高いのである。

しかしこういう顔写真が、むんむんで嫌になるのは、何故であろうか?
化粧品売り場に並んでいる美女達の高慢な顔も嫌になるけれども、
その理由は、いろいろあるにしても、
一つは実体的であるからだ。
しかも合法的美女である。
実体的で合法的と言うことは、
エンターテイメントで、デザインであると言うことになる。
芸術のかけらも、こうした美女には無いのである。

繰り返せば、この2007年のミス・インターナショナルの勝者は、
美しいが、それはデザイン的エンターテイメントの美しさであって、
芸術の美しさではないのである。

つまり花のように美しいのは、芸術ではないのである。
言い換えれば、自然の美しさは芸術ではない。
自然の花、それも大輪のバラの花のような美しさは、
芸術ではないという基準は重要なのである。

だからといって、醜いものが芸術であるというものではない。
汚い、ひどいものだけ撮る写真家や、
ひどい原始的な美術をつくる現代美術家も、
単純なアンチに答えを見出していて、間違いである。

現在進行中の『皇居美術館空想』の問題でもあるが、
芸術の美しさの基準は、過去の名品の中にある。
それも近代以前の名品にこそ、芸術の基準になる美しさがある。

モダンアートや、現代美術、現代アートの作品というのは、
近代以前の古典作品の、脱構築=デコンストラクションされたものである。
決して、非歴史的に成立するものではない。

一方で、美人コンテストの美人のような、大輪の花の美しさは、
自然に依拠し、歴史をもたない。
複雑系の歴史観で言えば、自然は歴史を持たないのである。
したがって美人コンテストの美人は、非歴史的な自然の美である。
これは芸術ではない。
………………………………………………………………………………

さて、次は2位である。
ROMANA.jpg
準ミス2位にはギリシャ代表の学生、デスポイア・ブレパキさん(22)

私の格付けは《6流》《6流》《6流》
〈想像界〉だけの美人。
気体美人。
つまり1位との落差は大きいのである。
それに彼女も合法的で実体的である。

………………………………………………………………………………
3位である。

KRISTINA.jpg

準ミス3位には、ベラルーシ代表の学生、ユリヤ・シンジイェバさん(20)が選ばれた。

ベラルーシ共和国というのは、聞きなれない国名だが、
東ヨーロッパの国。
ロシア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアと国境を接する。
旧ソビエト連邦から独立した。

そのペルラーシの代表は、
《8流》《8流》《8流》
〈現実界〉だけの美人である。
〈現実界〉だけというのは、ある意味で現代美術的である。
音楽で言えばブラジルのサンバや、坂本龍一の音楽のようなもの。

しかも固体美人。つまり前ー近代的な人である。
つまり吉本ばななの小説のような人。

暗い感じがある。
それもそのはず、〈非-合法性〉があって、
私的な感じが前にでている。

そして〈非-実体性〉もある。

彼女の顔には、鑑賞構造があって、
芸術であると言える。
ただし《8流》なのだが・・・。

つまり
1位は〈1流〉で、しかも3界同時表示、
3様態同時表示という総合力のある真性のデザイン的美人。

2位は《6流》、〈想像界〉、気体=現代のデザイン的美人。

3位は《8流》、〈現実界〉、固体=前近代の芸術的美人である。

言いたいのは、
美しさというのにもいろいろな次元があるということである。

さて、この2007ミス・インターナショナル世界大会には
日本代表も出ていた。
高知県出身のモデル、白田久子さん(24)

白田 久子(しらた ひさこ、1982年〜 )というのは、実は女優である。
1998年、テレビドラマ『美少女H』(フジテレビ)でデビュー。
2003年に映画女優路線へ転向、
初主演映画『完全なる飼育 秘密の地下室』では初めてヌードに挑戦。
完全なる飼育.jpg

白田1.jpg
白田 久子2.jpg
白田 久子3.jpg

〈格〉的には、
〈3流〉〈3流〉〈3流〉

〈3流〉というのはポップスの領域である。
〈想像界〉だけの美人。
気体美人。

実体的で、合法的であるからデザイン的美人。

白田 久子は、
1位は完全に無理でも、
〈格〉的には2位でもおかしくは無かったのだが、
まあ、しかし要素はこれ以上に多いし、
勝負は時の運である。

それでも白田 久子は健闘して、
インターネット投票によるミス・Webジェニックを授賞している。





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